2007/02/04 (Sun) 対称固定 ～解説～

対称固定の初心者向けの解説です。

☆対称固定とは？

対称固定とは7つの鍵盤とスクラッチ(以下S)、合計8つのレーンを
右手と左手が丁度左右対称になるように割り当てる配置です。

主な配置は
1P側

(画像はｸﾘｯｸで拡大)

S 左小　1 左薬　2 左中　3 左親　4 右人(左人)　5 右親　6 右中　7 右薬

2P側

1 左薬　2 左中　3 左親　4 左人(右人)　5 右親　6右中　7 右薬　S 右小

上記の配置はあくまで基本ですのでこの形でない場合もあります。
管理人であるCRNも1P側対称固定ですが、親指を使わない
↓の形で叩いています。(3 左人　4左人(右人)　5 右人)

指の配置自体は叩きやすさに応じて個々に変わっていくはずですので
他と違っていても無理に矯正せず叩きやすい配置で練習してみましょう。
ちなみに主な配置の方は『完全固定』、CRN配置は『半固定』になります。

☆対称固定の長所

対称固定は名前の通り見た目が対称になった譜面が叩きやすいです。

http://textage.cc/score/5/v_taka.html?1HA44~41-41
(beatmaniaIIDX 5thstyle　『V』　HYPER　リンク元：taxtage様)

初心者にはまだ早いレベルの曲ですが、譜面を見てもらえると
分かるとおり、レーンを半分に分けて対称な譜面になっています。
対称固定は他の配置よりもこういった譜面に強いという特徴があり、
さらにはどちらの手にも同じくらいの鍵盤を割り当てているため
偏った譜面のときにフォローを出しやすい配置であるとも言えます。
両手がきちんと独立して動かせるようになれば
『最も安定したプレイスタイル』なので初心者にもオススメです。

☆対称固定の短所

対称固定は他の配置に比べ、若干Sから離れてプレイするやり方です。
この場合だと、S寄りの譜面がきたときに否応無しに固定を
崩して取りに行かなければならなくなってきます。
そのためS+鍵盤の譜面に弱い、という弱点があったりします。
初めのうちはそこまで詰まった譜面がくることもないので
対称固定でも他の配置に比べて差を感じることはないでしょう。
ですがレベルが上がるにつれ、『固定を崩して拾う』ということを
特に練習しなければならない固定配置であるとも言えます。
どのように固定配置を崩せばいいかなどは、他の人が
叩いている様子を観察してみればなんとなく分かると思います。
例をあげるならば、

といった感じです。
最初は手探りな感じにもなりますが続けていくうちに
だんだんと慣れていき、上手くできるようになっていくと思います。
『最初のうちは上手い人の手の動きをよく見てみること』
これが意外と重要だったりします。覚えておきましょう。

☆対称固定を極める

最も多くの人が使用している対称固定。
使いこなせればどんな配置よりやりやすい、といっても過言ではないかも。
ではどうすれば対称固定を極めることができるのか。
簡単に言ってしまえば上に書いたような短所を潰せばいい話なんですね。

まずは、S+鍵盤を拾うための固定崩しに慣れること。
崩したときは1P側なら右手、2P側なら左手が普段より多くの鍵盤を
担当することになるため、いつも以上に手が動かなければなりません。
利き手であれば慣れるのにもさほど時間はかかりませんが
1P側で左利き。2P側で右利きの人など、後者の方は特に多いはずです。
こういった人は簡単な曲を片手でプレイしてみるのもありでしょう。
初めのうちはひたすら両手で練習した方がいいので
行き詰ったかな、と感じてきたら手を出してみるといいかもしれません。

また、両手プレイでS側でない手を動かせるようにしたい場合、
4鍵を左右どちらの手でも満遍なく取れるように意識して叩くと良いです。

利き手の方が動くからと全ての4鍵を利き手で取ってしまう人も多く、
こうなると1P側右利きの人の場合、S側の方の手。
つまり左手が上手く動かせなくなってしまいます。
両方の手がフォローの時に上手く動かせるよう、
左右どちらにも割り当てられている4鍵の叩き方を考えてみるのは
意外と重要なことだったりします。(初心者には早いかもしれませんが……

ここまでのパターンを克服できれば後は怖いものなしです。
練習をさらに積み重ねていけば、どんな高難易度の曲もクリアできるはず。
初心者の方も、高い目標を持って対称固定を極めてみてください。

短い解説でしたが少しでも参考になれば幸いです。